働く女性の妊活について
不妊治療は時間がかかる上に、生理周期と合わせて通院や検査を受ける必要があるため、仕事との両立で悩む方は多いかと思います。
当院では、患者様が退勤後でも余裕をもって通院できるよう、夜20時まで診療受付を行っています。また、平日にお仕事を休むのが難しい方に向けて、土日も体外受精・人工授精の診療にも対応しております。
仕事と不妊治療
両立支援のために
「不妊治療連絡カード」とは、「不妊治療を受ける従業員」または「今後不妊治療を受けることを予定している従業員」が、企業側に不妊治療を行っている旨を伝えたり、企業独自の制度等を受けたりする際に、使用することを目的として作成されたカードです。
少しでも企業側に、仕事と不妊治療の両立に対する理解を求めるツールとして、不妊治療の支援制度へ申請する際に、医師または医療機関が発行する証明書として、様々な場面で利用できるカードなので、ぜひご活用ください。
最先端の
生殖補助医療技術を提供
従来の体外受精はもちろん、様々な検査を繰り返し受けても妊娠に至らない「難治性不妊症」の治療も行っております。様々な着床不全に対する検査や男性不妊症専門医による男性不妊症治療に基づく男女同時治療など、他院では珍しい治療に対応しております。
着床不全および
不育症専門外来
着床不全の原因として、「子宮内環境の異常」が挙げられます。
体外受精では、40歳未満の方が良好な胚を4個以上移植した場合、80%以上の方が 妊娠されると報告されています。しかし、良好な胚を4個以上かつ3回以上移植しても妊娠しないケースも中には存在しております。これを「難治性着床不全」といいます。
着床不全の原因を特定するには限界もありますが、当院では、難治性着床不全の方に向けた新しい治療スタイルを提供しております。
考えられる原因 | 適した検査 |
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胚(受精卵)の問題 |
着床前遺伝子診断 |
子宮内の環境の問題 |
子宮鏡検査、ソノヒステログラフィー |
受精卵を受け入れる免疫異常 | 免疫検査(Th1・Th2 細胞、ビタミンD) |
男性不妊外来と男女同時治療
WHOの統計によりますと、全パートナーの約50%は、男性不妊症があると報告されています。
男性不妊症の場合、主な症状は「乏精子症(精子が少ない、または1ml当たりの精子の濃度が低い)」、「精子無力症(動いている精子が少ない)」、「奇形精子症(精子の形が悪い)」などがあります。また、ED(勃起不全)のような性機能障害も現在増加しています。
男性不妊症も適切な検査と治療を受けることで、精子の状態が改善され不妊治療として効果がある方も少なくありません。
当院では、今まで男性不妊症の診断を受けた方、相談したくても今までできていなかった方、他院にて治療を行った方に、積極的に男性不妊専門医の受診をしていただきたいと考えております。また、通常の不妊治療施設で行うような、産婦人科医師による男性の診察は非効率的と考え、当院では、男性不妊症専門医の診察を受けながら、男女同時治療を実施することも可能です。男性不妊外来は同ビル内にある、泌尿器と男性不妊のクリニックに開設されています。女性側を当院で、男性側を泌尿器と男性不妊のクリニックで治療しながら、相互に連携しながら治療を行います。男性不妊症についての全てに対応致します。どんなことでもお気軽にご相談ください。
日帰り専門手術
難治性不妊の一つの原因である「着床不全」の原因の一つである子宮内の病変(子宮粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープや慢性子宮内膜炎)は子宮鏡検査にて明らかとなる場合が多く、またそうした病変を、子宮鏡手術にて改善させ、妊娠率を上昇させるよう努めて参ります。従来では入院を必要としていた「子宮鏡手術」について、当院では日帰り手術に特化して提供して参りたいと考えています。まだ県内での導入例のほとんどない、日帰り手術を可能とする最新医療機器をいち早く導入致しました。