流産手術
当院の流産手術は、患者様に最も身体的負担がかからず、再度妊娠する上で最も安全な方法を採用しています。
手動真空吸引法(MVA)で、子宮内用物を除いていきます。
流産において、自然に子宮の中の妊娠成分が排出されれば問題ありませんが、いつまでも子宮内に妊娠組織がとどまってしまうと、出血や下腹痛が持続することとなり、患者様にとって日常生活が苦痛に伴うものになる可能性があります。
手術において不安やお悩みがありましたら、まずは当クリニックまで、ご相談ください。
手術方法
MVA (手動真空吸引法) manual vacuum aspiration
MVA(手動真空吸引法)で子宮内容物を取り除いていきます。静脈麻酔を投与し、眠っている間に手術が終了するので痛みの心配はありません。 手術前に、子宮の入口を固いスポンジ状のもの(ラミセルなど)で拡張し、器具が挿入しやすい状況を作ります。その後、プラスチック製の注射器に専用の柔らかい使い捨てチューブを接続し吸引する方法です。柔らかい器具なので子宮や子宮頚管へのダメージが最小限に抑えられます。 手術器具が使い捨てで衛生面に優れており、感染症リスクは最小限です。手術にかかる時間も短く身体への負担が少ない方法となります。(およそ15分~30分程)(MVAキットは、ウィメンズヘルス・ジャパン株式会社の製品です。) WHO 世界保健機構や国際産婦人科連合でも推奨されています。よくある質問
手術後、お風呂に入っても良いですか?
手術当日は、湯銭に浸かっての入浴はお控えください(シャワーは可)
手術後の出血はいつまでありますか?
手術後、出血が2週間近く続く方が多いですが、ほぼ出血しない方もいます。
当日、車やバイクで来院してもよいですか?
静脈麻酔を使用するため、車やバイクの運転はお控えください。
手術後の性交渉はいつから可能ですか?
次回の月経以降になります。
月経はいつ頃きますか?
手術後、1ヶ月前後できます。
月経量が多いことがございますが、心配いりません。
手術後、仕事はいつから可能ですか?
出血量が少なく、下腹痛が強くなれば、手術翌日より、デスクワークなどの仕事は可能です。
日常生活は無理のない程度で、これまでと同様に生活していただけます。
手術後、食べちゃいけない食べ物はありますか?
お食事の制限はありません。
暴飲暴食は避けましょう。
手術後、すぐに帰れますか?
当日は14時~15時頃にご帰宅予定ですが、
麻酔からの覚め具合や術後の経過に個人差がありますので、帰宅時間はお約束できません。