自己注射のやり方(ゴナールエフ皮下注ペン)

自己注射のやり方(ゴナールエフ皮下注ペン)

皮下注射とは

皮膚と筋肉の間にある皮下組織・脂肪に行う注射のことです。

自己注射の手順

事前準備

01 手洗い・物品の準備

手をよく洗い清潔にしましょう。
清潔な場所に必要なものを準備しましょう

必要物品

  • ゴナールエフ皮下注ペン(①)
  • 消毒用アルコール綿(酒精綿)+注射パッド(②)
  • 注射針(③)
  • 注射針が貫通しない廃棄容器(④)

02 注射針の取り付け

  1.  ゴナールF皮下注ペンのキャップを外します。    
    無色透明の液体が入っています。
    この時に、薬液に濁りや着色がないか目視で確認しましょう。  
  2. カートリッジホルダの先端のゴム栓のみを消毒用アルコール綿にて消毒します。
    ※ねじ山にアルコールが入ってしまうと取り外しが困難になります。
  3. 注射針の保護シールを剥がします。             
  4. ペンと針ケースを時計回りに、折り曲げないようまっすぐ取り付けます。
  5. 初回の注射時に大きな気泡があった場合空気抜きをしましょう
    ※小さい気泡程度であれば問題ないです。

    空気抜きの必要なし

    大きな気泡があり空気抜き必要

空気抜き方について(初回のみ実施)

  1. 注入ボタンを時計回りにまわし投与量表示窓の25単位の表示にあわせます。
    故障するおそれがあるのでゆっくり回して数字をあわせましょう。
  2. 針ケースと針キャップを外します。針ケースは捨てる際必要なので捨てないでください。
    針キャップは廃棄して問題ありません。
  3. 注射針を上に向けて軽く指ではじいてカートリッジ内の気泡を上部に集めます。
  4. 注入ボタンを差し込んで投与量表示窓の数字が0になったら空気抜きは完了です。
    ※気泡が多少残っていても複数回空気抜きはしないでください。

注射の流れ

01 投与単位を設定

投与量表示窓の数字を医師の指示された単位になるよう 時計回りにゆっくり回してあわせます。

02 注射部位の消毒

注射を打つ部位をアルコール綿で消毒し、 消毒部位が乾くまで待ちます。

03 注射

針キャップが取り外されていることを確認し、 投与量表示窓を上に向け数字が見えるようにします。
ゴナールFペン皮下注ペンを利き手で持ち、 注射針を皮膚に垂直にゆっくりと刺します。

04 薬液の投入

利き手の状態を維持したまま、 反対の手で投与量表示窓の下側からペンを支え、 利き手の親指で 投与量表示窓の数字が0になるまでまっすぐに注入ボタンを押し込みます。
ボタンをしっかりと押したまま10秒以上待ちます。
※ボタンを押している指の力を緩めると、カートリッジホルダ内に血液が混入することがあります。
血液が混入したペンは次回使用せず、新しいペンを使用してください。

05 注射後

10秒以上たったら注入ボタンを押したまま針を体から抜き、 消毒用アルコール綿で注射部位を軽く押さえましょう。
針を刺した部位に絆創膏をはりましょう。
※注射部位はもまないようご注意ください

06 使用後

針ケースを取り付けます 注射針で指を刺さないようご注意ください 針ケースを反時計回りにまわし、注射針を取り外します。
使用済の注射針を廃棄容器に捨てましょう。
※当院で使用済針を廃棄いたします。 次回来院時に廃棄容器をご持参ください。

保管の仕方

  • ゴナールFペンにキャップをしましょう。
    ※針が外れていないとキャップがきちんと入れられません。
  • 使用後は外箱にいれ冷蔵庫にて保管しましょう。
    ※冷凍庫やチルド室など薬品が凍ってしまう場所には入れないでください。

自己注射の副作用

出血

針を抜いた後の圧迫不足で起こる可能性があります。
➡止血されるまで押さえてください。

感染

清潔を心がけてください。
➡対策(手指清潔・針の交換・酒精綿の使用)を講じてください。

アレルギー反応

いつもと違う感じが続いたら、診察時間内であれば、当院に連絡してください。もしくは救急病院を受診してください。
➡注射部位の発赤・気分が悪い・痒み・吐き気・蕁麻疹・息苦しさなど

神経症状

針を刺した痛み・薬剤注入時にピリピリした感じが起こることがあります。
➡しばらくすると落ち着いてくることがほとんどなので、様子を見てください。

ゴミの分別の仕方

針:専用の廃棄ケースに入れ、当院にお持ちください。
薬剤のペン/酒精綿:ご自宅でお捨てください。

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